みなさん、ダイブテーブル見てますか?
え?あ?見てない?あ、そうですか。
ダイコンがあるから必要ない。まぁたしかに不要に感じちゃいますよね?
ダイブテーブル、引けますか?
え?もう忘れた?ダイコンがあるから忘れても問題ない?
えっと、それって…………という話は今回は置いておきます。
今回は最新のダイブテーブルを見たいんだけど、ダイブテーブルって単体で買っても高いじゃん、中身が更新されたからってそうそう買えないよね、手元のダイブテーブルを最新のデータのものに変更したいけど、と困ってる人だとか、ダイブテーブルを失くして困ってる人には朗報です。
NAUI のダイブテーブルになりますが、最新のものが Android アプリで見れます。ダイブテーブルを見るだけなら無料です。iPhone 版があるかどうかは、調べてください。
Google Play Store で "NAUI" で検索すると "NAUI Mobile" というアプリがヒットします。
このアプリですが、NAUI JAPAN ではなく、NAUI Worldwide が公開しています。アプリ自体は無料ですが eLearning などはやはり NAUI JAPAN ではなく、NAUI Worldwide でやっているショップやインストラクターに申し込んで利用するというのは変わりません。
ですが、アプリ内のダイブテーブルを見るだけ、それといろんな数字を計算するための計算機は無料でそのまま使うことができます。とてもうれしい。
アプリを起動するとこんな画面が表示されます。
ぼくはアカウントを作っていて、ログインして使っているので、名前が英語で表示されているのがわかります。
ハンバーガーメニューをタップすると、画像のようにメニューがニョローンと現れます。
"DIVE TOOLS" をタップします。
"Recreational Tools" をタップします。
Dive Planner が開きます。
ぼくはまだ Dive Tables しかみていないのですけれど、他に Turn Pressure Calculator なんてのもあって、ウホッってなりますね (笑)
潜水計画を立てるのに必要なツールが揃っていて、いい感じです。日本語版がぜひとも欲しいところです。
ね?NAUI JAPAN さん、どうですか?現行の広告アプリなんかじゃなくって、こういった実用品が欲しいのですけど。無料でなくても 1000 円 (税別) なら躊躇なく買います。このアプリのように RBGM ダイブテーブルが入ってなくてもかまわないので。
6000 円 (税別) とか言われちゃうと英語の本国版でいいや、ってなりますけど。
そういった話は置いておいて、Dive Table をタップします。
ダイブテーブルの種類を選択する画面になります。
通常の NAUI AIR TABLE の他に、NAUI EAN32 TABLE、NAUI EAN36 TABLE なんてのも見えます。つまりエンリッチドエア用のテーブルもあります。
しかも RGBM なんてタブも見えます。ここに AIR、EAN32、EAN36 用の RGBM ダイブテーブル [注]があります。
とりあえず日本人のぼくたちは通常の NAUI AIR TABLE を使うことになるので、NAUI AIR TABLE をタップします。
するといつもの見慣れたダイブテーブルが表示されるようになって、めでたしめでたし。
ただアプリ版の欠点としては、ぼくが Open Water Ⅰ 時代からダイブテーブルを使うときにやっていた、輪ゴムを使ってダイブテーブルを引くのを楽にする作戦が使えないっていうのがあります。
でもまぁ無料には代えられないわけです。びんぼーなので。
注: RGBM ダイブテーブルについて
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図8: NAUI RGBM AIR TABLE なお参考までに RGBM AIR ダイブテーブルをお見せしておきますね。
この RGBM ダイブテーブルは裏面の説明を読んで理解しないと使うことができません。ぼくたちが普段使っている (使ってないけど) 通常のダイブテーブルの引き方が使えません。
RGBM ダイブテーブルは裏面の説明を理解して使う必要があるのですが、アプリにはその説明はありません。どこかでその説明文をゲットして日本語に訳さないと、日本人は使うことができません。
ぼくは自力でそれを見つけて自分で翻訳しちゃいましたけど、NAUI JAPAN がこのテーブルを販売するという計画は今のところ無いようなので、ぼくらが使っていいのかの判断ができず、他人に使っていいよ、とはさすがに言ったことがありません。
リリースからかなり経ってはいるのですけれど、もはや NAUI リーダーシップですら無いぼくは、もはや NAUI の完全な外側の人間なので、NAUI JAPAN の動向は全く見えず予測ができません。
この RGBM ダイブテーブルを使う場合、これまで Open Water で学んだことを一度横に置いておく必要があります。なので、万人にお薦めすることは、今の日本では難しいかなと思います。
このダイブテーブルを国内で発売するということは Open Water だけでなく、全ての講座のカリキュラム、マニュアルから、すべて 2 種類のダイブテーブルについて触れなければならず、そんなこと簡単にはできんよな、と思ったり。
お客さんも混乱するだろうし。