田中圭一氏が note で公開している作品「よみこ」を読んだ。
なんかむちゃくちゃいい話ではないですか。田中圭一氏のマンガとは思えない (笑)
すいません。田中さんにむちゃくちゃ失礼なコメントを書いてしまいました。伏してお詫び申し上げます。とても素敵でいい作品でした。
作品の内容に一言だけコメントすると、いやコメントと言うかぼくなりの理解だけど、読子はもうひとりの太陽だったってことなんだと思う。妻はもうひとりの自分にはなれないもの。これは夫婦の断絶じゃなくて、夫婦の構図であって人間の力では変えられないんだと思う。
主人公がもうひとりの自分と出会ってしまって、別れ、そして自分がつくるゲームという虚構の中だけど、もうひとりの自分と再会をはたそうとする物語なのだと思う。
あ、ちゃんと描いてるコマがあった。
でもこの二人が結婚という世俗的な形をとれなかったのは必然だと思う。だって自分とはどうやっても結婚できないもの。
やっぱりこの物語は、かつて存在していたもうひとりの自分と再会しようとする男の物語なんだと思う。
男女のあれこれというよりも、もう一段も二段も異なるレイヤーの物語。自分との再会の物語だから。
だからこれは不倫の物語ではなくて、再会と再生の物語なんだと思う。だって自分自身の再生は自分でないとできないもの。