今日はダイバーの世間話です。よかったね♥ (何が?)。
串本をホームにしているみなさんなら、住崎、アンドの鼻、グラスワールド、備前といった、串本を代表する人気ポイントが、潮岬のすぐ西側にあることはご存知かと思います。
ですけれどアンドの鼻や住崎という名前が、潮岬にある本当の地勢名であるということをご存知ない方は少なくありません。
国土地理院の地図だと、こんな感じに記載されています。
ぼくたちが大好きな住崎、備前、グラスワールド、アンドの鼻は、この地勢上のアンドの鼻と住崎の沖合 100m 程度のあたりに岸に沿ってずらっと南西方向に並んでいます。
一部は並んでいると言うより接してつながっていて、たしか昔は別のポイント名はついてなかったはず。区別されてなかったダイビングポイントって、住崎と備前のことなんですけどね。
たしか住崎というダイビングポイントが、どんどんと広い範囲を示すようになってしまって、これでは不便と、住崎の北側、南側って呼ばれるようになって、それでも不便ということで北側を従来どおり住崎、南側を備前と呼ぶようになったと、うろおぼえなのですが、そんな記憶があったりなかったり。ちょっと自信がないので、どなたかご教示していただけると助かります。
おおざっぱなダイビングポイントの位置関係は図のような感じです。
地勢上の住崎とアンドの鼻の距離は直線距離で約 1.5km しかありません。その間に 4 つものダイビングポイントが密集しています。
なので一番北側のアンドの鼻や、一番南側のグラスワールド上のボートからは、この 4 つのポイントのブイに係留している、それとブイが空くのをまっているボートがズラーッと浮かんでいるという壮観な眺めを、トップシーズンは見ることができます。なんか漁船が集まってる漁場みたいwww
図をみるとわかりますが、ダイビングポイントの住崎は、実は地勢上の住崎よりも地勢上のアンドの鼻に少しだけ近いことがわかります。
なんでこのダイビングポイントが住崎と呼ばれるようになったのかと言うと、それは元々潜ることが認められていた (今はたぶんだめ) ビーチポイントの住崎に一番近かったからってことになります。ぼくが初めてボートでボートポイントの住崎に潜ったときは、住崎沖って呼ばれてました。ぼくがダイビングを始めて間がない頃は、住崎というとビーチポイントを指していたのですね。
今は潜ることが (たぶん) 許されていない住崎ビーチは、場所的には備前やグラスワールドに近い、岩がごろごろしたビーチのことを指していました。
備前やグラスワールドのボートの上から潮岬に赤い橋が見えます。もちろん住崎からも見えます。その橋のたもとから伸びる登山道のような小道をえっちらほっちら降りたあたりが、昔の住崎ビーチになります。
今は (たぶん) 潜ることができない昔の住崎ビーチについては、ぼくのダイビングログで触れています。まだ串本のサービスというと、シートピア串本と串本マリンセンターくらいしか知られていなかった頃で、サービス自体今のように 20 軒以上もなく、5、6 軒程度のこじんまりとしていた時代でした。もちろん南紀シーマンズクラブなんて陰も形もない頃の話です。
ぼくは開業するなら大阪などの都市部ではなく、できれば串本でと思っていました。ですからもしぼくが開業を断念することなく、開業に至っていれば、いろいろありながらも今の串本の 20 数軒のなかに名前を連ねていたかもしれません。店の場所も、屋号まで決めてたんですけどねぇ。
ぼくが店を開くならここ、って考えてたところには、現在春名さん (赤鯱さん) が陣取っておられます。春名さんも赤鯱を開業してから、かなり長いですけれど。
その場所は、師匠が店を閉めて一時的に完全に業界から去ろうとしていたときに、ここでやらんか?と声をかけていただいた場所なのです。自分はまだその準備が整ってないって断ったのですけれど。物件としてはオレンジの高岡さんの所有する物件となります。今でもそうなのかは存じ上げません。
オレンジの高岡さんご夫妻にも、当時たいへんお世話になったので、今でも頭があがらないのです。うちの師匠も面倒見のいい人なのですが、高岡さんご夫妻も面倒見のいい方なのです。
ご主人の誠さん、ぼくのこと覚えててくれたし……あ、いかん、また泣きそう……