バーr……blog のようなもの 2025 年 11 月

11 月 20 日 ( 木 )

Dive #82: 存在を知ってもらうのってやっぱり大事なんだね

YouTube でいきなりショート動画の再生数がぼく的には尋常じゃないことになったこともあり、YouTube の統計情報を見たら、いろいろおもしろいことが見えてきたので、そのことについて書きます。

昨日の夕刻時点の YouTube のスクリーンショット

異変に気がついたのが昨日の 18 日なのですが、"串本の海" というショート動画になります。

たまにぼくは YouTube に動画をアップしているのですが、いつもの再生数は 1 桁とか、多くて 30 とかだったりします。収益化などの欲求がまったくないので、マイペースでのんびりとやっているわけです。

それで Sora2 で生成した "串本の海" を試しに 16 日の夜中にアップして、18 日にどんな感じだろうか?と YouTube の画面を見たら、なんだか 1800 台という見たことがない数字が目に飛び込んできました。

スクーバダイビングという世間からしたらニッチな題材を扱っていることもあって、いつもどおり再生数は 8 だとか、そんなもんだろうと思っていたら、いきなり 1800 なんて数字が飛び込んできたので、びっくりしたわけです。いったい何が起きてる!?ジョーンズ!!ってな具合に。

串本のダイビングサービスの Center Well さんが、わりと YouTube のショート動画と Instagram への動画投稿に力を入れていらっしゃいます。チャンネル登録はしていないのですが、"串本 ダイビング" という検索ワードで YouTube で検索すると、Center Well さんのショート動画がずらずらと出てきます。それでも再生数が 500 台までくらいなので、いかにスクーバダイビングというジャンルがニッチなのかがわかります。

そんな現地のサービスさんを差し置いて 1800 なんて数字が出たら、嬉しいと思うじゃないですか。ぼくは昔はシステムエンジニアをしていましたので、これはなんかシステム的な理由があるな、と思いました。つまりこの 1800 という数字は、本当に見たくて見てくれた人たちの数字じゃないと、そう直感しました。

調べたところ、ぼくの直感は当たっていて、単に "串本の海" がスマホの YouTube アプリのショートフィードで流れて、それが流れたスマホの数がカウントされただけのことでした。

やっぱりね。

少なくともパソコンでこの "串本の海" をわざわざ選んで観たという人はいないこともわかりました。

こういった統計データは YouTube Studio のアナリティクスを見れば全てわかるようになっています。統計情報なので誰が観たとかはまったくわかりません。Google はそういったデータは持っているのかもしれませんが、さすがに統計情報化してから知らせるようになっているようです。

今日の夕方時点で、この動画を最後まで観た人は 28.3%、スワイプしてさっさと次の動画に移った人が 71.7% となっています。この統計情報が計算された時点での視聴回数が 1943 回なので、延べ人数にして約 550 人の方が、この 15 秒の動画を観てくれたことになります。

550 人もの人が実際に最後まで観てくれたということ自体、ぼくにとっては初めての経験なので正直驚いています。観ていただいて本当にありがとうございます。この動画では登場キャラクターにぼくの串本の海や人々に対する想いを代弁してもらっているので、思い入れの強い動画だったりします。ぜひとも串本の海にも遊びに来てください (笑)

ついでにわかったのが、高評価は YouTube の画面に現れるので 5 人の方が高評価を押していただけたことはすぐにわかります。YouTube Studio のアナリティクスを見ると低評価をわざわざ押してる人も 4 人いらっしゃることがわかりました。

統計情報なので誰がどうしたのかはわかりませんが、YouTube のショートフィードを見るスマホユーザの方たちのスマホ上での行動パターンが見えて、なかなか興味深かったです。なるほど SEO 解析とかにハマる人がいるわけだ、と思ったり思わなかったり。

こういった風にいろいろ数字で見えてくると、いろいろ試したくなるのですね。限定公開で視聴回数が完全に止まっていたショート動画、通常の動画も公開設定にしてみました。

その結果は図のように "若いし致し方ない""ブリーフィング" が公開設定 1 夜にしてスクリーンショットの数字を叩き出しています。この2つの動画も単純にショートフィードに表示されたことにより、視聴回数が増えたということが分かっています。最後まで観ていただけた人がだいたい 27% くらいになります。なので計算していませんが、延べ視聴人数は 450 〜 500 人程度でしょう (最後まで観ていただいてありがとうございます)。

他に気がつくのは、おそらくショートフィードに表示されていないと思われる他のショート動画もそうなのですが、普通のアスペクト比の動画も止まっていた再生数がわずかですが動いています。またチャンネル登録をお願いするというよくある文言も入れていないのに、お二人ですが、チャンネル登録までしてくださっている方もいらっしゃいます (重ね重ねありがとうございます)。

これらのことを考え合わせると、ショートフィードに取り上げられて、これまでアクセスのなかった人たちにリーチすることって、再生数を伸ばしたい投稿者にとっては初期段階ではけっこう有効なのではないかと予測されることです。

ぼく自身は、あまり自分のペースは乱したくないし、生活のペースも乱したくないので、数字が増えたからと言って動画をどんどんアップしてってやる気はあまりないのですが、ぼくの師匠だとバカ言ってないでやれっ!!でもって失った機材を買えっ!!バカタレが!!って言いそうです (笑)

とりあえず天から降ってきたこの数字をどう扱うのか、これからのんびりと考えようと思います。

「アホ!!急いでやれ!!このバカタレが!!」って面倒見のいいあの師匠の声が串本から聞こえたような気がします(笑)